ファッションとの親和性
JFWOの三宅正彦理事長は、「アマゾンはe‐コマース上の取引だけでなく、ファッション業界のためのチャネルとして存在を強めています。今後、アマゾンとJFWOとのコラボレーションは、『東京ファッション・ウイーク』の素晴らしい未来を約束してくれるものと確信しています」と語る。
アマゾンはECとしてファッションとの親和性が高い。アマゾンのもつECプラットフォームを活用することで、日本のデザイナーの認知度を国内外で高めることができたり、消費者とファッションブランドが直接つながる機会が広がったりする。
アマゾンにとっては、「東京ファッション・ウイーク」の冠スポンサーを務めることで、Amazon Fashionの知名度アップや利用促進が見込める。
経済産業省の「日本ファッション産業の海外展開戦略に関する調査」(2014年7月16日公表)によると、日本のファッションEC市場は2013年の1.4兆円(全体の規模に対するEC構成比は8%)から、2020年には13年と比べて85.7%増の2.6兆円(同14%)まで拡大する見通し。まだまだ高い成長力をもっているようだ。