NHKで「NHKをぶっ壊す!」政見放送 元職員の都知事候補者が主張したこと【都知事選2016】

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「個別の候補者の主張には、お答えを控えたい」

 

   政見放送を通じて、立花孝志氏は、「NHKをぶっ壊す!」というフレーズを何度も連呼していた。立花氏の政見放送は、7月25日朝にも流される予定だ。

 

   立花氏が明かした内容は、どこまでが事実に基づいているのか。

 

   人件費については、NHKの決算で2011年度は給与総額を職員数で割った平均年収は、1185万円と明らかにされている。その後、各種手当などを含めると1800万円ほどになると一部で報じられた。17年度をめどに10%を削減することが決まっており、現在は1185万円より低い可能性があるが、1800万円という額がどこまで実態に近いかは不明だ。

 

   アナウンサー2人の不倫疑惑には、NHKは、2人が降板したかも含めてコメントしていないが、その理由としては、プライベートなことに当たることを挙げている。

 

   放送センターの建て替え費用が3400億円になるかは、移転を想定して一時的に試算したもので、現在地での建て替えが決まってからは算出していないとして、一部報道に対して事実と違うと反論している。

 

   また、ホームページでは、ワンセグでも受信料は必要であり、スクランブル放送については、「全国どこでも放送を分けへだてなく視聴できるようにする、という公共放送の理念と矛盾し、問題がある」と説明している。

 

   ネット上では、立花氏の政見放送の主張に賛同できるとの声が多い。 政見放送は候補者の発言をそのまま伝えることになっているが、立花氏の主張は正しいのか。NHKの広報部は、22日のJ-CASTニュースの取材に、「選挙期間中は、個別の候補者がなされた主張については、お答えを控えさせて下さい」とコメントしている。

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