任天堂株はバブル? 意外と小さい「ポケモンGO」の貢献度

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日経平均が反落のなか、「ポケモンGO」銘柄は上昇

   しかし、「ポケモンGO」の配信開始で、関連銘柄も軒並み上昇。その勢いは止まらない。

   2016年7月22日、「ポケモンGO」の配信とともに全国の2900か店で「ポケモンGO」のユーザー向けサービスを開始した日本マクドナルドホールディングスの株価は、一時315円高の3970円まで上昇。終値は145円高の3620円だった。

   子会社が関連アニメを制作するイマジカ・ロボットホールディングスは一時295円高の1374円まで上昇。終値は241円高の1320円を付けた。

   DeNAは6円安の2793円で取引を終えたが、一時は2849円まで上昇し、年初来高値を更新した。東証マザーズに上場するモバイルファクトリーは245円高の4055円。任天堂向け取引がある、カスタムLSIなどのメガチップも23円高の1263円を付けた。

   子会社がポケモン関連の施設を運営するサノヤスホールディングスはストップ高(前日比100円高)の787円で取引を終えた。任天堂と取引のある、プリント配線板のシライ電子工業もストップ高(80円高)の475円まで買われた。

   さらに、「ポケモンGO」で歩き回るので、靴の売れ行きが上がると運動靴大手のアキレスも4円高の142円。また、バッテリーの消費量が多くなると、モバイルバッテリーのエレコム株も2960円と、前日から266円も値上がりした。

   ゲーム配信のプラットフォームである米アップルに注目が集まるなか、フィーチャーフォンからスマートフォンへの切り替えがますます進むとの予測から、ソフトバンクグループやNTTドコモ、KDDIの株価も値上がりした。

   7月22日の日経平均株価は、前日の米株式相場の下落や円相場の上昇を受け、利益確定売りが進み、反落。終値は前日比182円97銭安の1万6627円25銭で引けた。証券や銀行などが安く、自動車など輸出関連も総じて軟調だっただけに、「ポケモンGO」関連銘柄の勢いばかりが目立った。

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