将来必ず使うことになるのは分かっている
こうした壬生町の取り組みについてネットでは、「そもそも小中生にスマホやSNSは早すぎる」「これだから日本のITは遅れるのだ」などと賛否両論渦巻いて論争に発展している。 反対派は
、「いつの時代でもそうだけど、大人は新しいものを規制したがる。大人だって使いこなせないから。でも、それが当たり前の時代に育つ子供は、大人よりも柔軟に『新しいもの』を学ぶ。危険性も利便性も」
「スマホあっても無くてもいじめとか普通に起きるだろ?それこそ自分の子供時代を思い出してみるべき。結局環境がどうであれ、コミュ障は無くならないし、ズレた感覚を持つ奴は必ず出てくる」
「任天堂に対する挑戦かな?これから日本中がポケモン捕獲に夢中になるのに」
「禁止は教育じゃないぞ」
などと主張し、賛成派は、
「うちの中学生はスマホの使用制限したら普通に成績上がったぞ。今日通知表貰ってきたが今までとは比べ物にならん」
「小学生がスマホやらタブレットを一心不乱に触る姿は本当に異様としか言いようがないわ」
「なぜネットを全面禁止しない?嘘を見抜けない子供にネットを触らせるのは危険」
などといった書き込みが掲示板に出ている。
今やスマホは社会人にとって必須のアイテムになりつつあり、子供の頃から操作方法やネット情報の取得など、慣れ親しんだ方が、後にプラスに働く可能性は無いのか。壬生町生涯学習課の担当者は
「将来必ず使うことになるのは分かっています。その時に戸惑ったり間違いを犯さないように小中校でタブレットやネットに関する講習会を開いています。ただし、それはあくまで知識を得るためであり、今は使う必要がない、という考えなんです」
と話している。