日本で配信始まった大人気スマートフォンゲーム「ポケモンGO」について、出雲大社(島根県出雲市)が早々に境内での「使用禁止」を発表した。
出雲大社によると、禁止の理由は「ニュース等でさまざまな事故が報じられているから」とのこと。公式サイトの掲示を見たファンはネット上で「でんせつのポケモンいてそうと思ったらこれですわー」と落胆の声を寄せている。
「何かあってからでは遅いので」
出雲大社によると、公式サイトで「ポケモンGO使用禁止」を発表したのは16年7月22日。ポケモンGOの日本配信開始に合わせた。
J-CASTニュースが出雲大社に理由を聞いてみると、担当者は
「人同士がぶつかったり、という事故がたくさん報じられていました。そうしたことを防ぐため、前もって手を打っておく必要があると考えました。何かあってからでは遅いので」
と明かした。現時点で「ポケモンGO」にからんだトラブルは起こっていないという。
出雲大社境内での使用が禁止されたのは、小型無人飛行機(ドローン)に続きこれで2つ目。ちなみに、ドローンを禁止する理由は「国宝重要文化財をはじめとする建造物への被害防止と参拝者・観光客・来訪者・職員の安全確保、また同時にプライバシーの保護のため」(公式サイトより)。
観光地は「ポケストップ」に指定されているが...
日本各地の観光地は、ゲームを進めるうえで重要な道具が手に入る「ポケストップ」に指定されている。それに加え、ネット上を見る限り、寺社仏閣など歴史のある施設で「珍しいポケモン」が出現してほしい、というファンの願望も大きい。
そのためか、出雲大社が明確に禁止の方針を打ち出すと、
「出雲大社にでんせつのポケモンいてそうと思ったらこれですわー」
「捕まえに行こうって話してたけどダメなんだ...」
といったツイートが相次いだ。
今回の出雲大社の決定で、他の観光地にある神社仏閣でも同様の動きが広まる可能性もある。