海外で爆発的な人気を集めるスマートフォンゲーム「ポケモンGO」が2016月7月22日午前、日本で配信開始された。Android版が10時頃、そこから少し遅れてiOS版の配信が始まったとみられる。
公式サイトでは日本での配信開始が発表されていないが、ツイッターなどでは早速、職場で勤務中にプレイを始める人たちの報告が相次ぐなど、騒動が始まっている。
現実の風景にデジタル情報を重ねる「AR」機能
同作は、任天堂とNiantic、ポケモンの3社共同で開発された。内容は、スマートフォンの位置情報を利用するゲーム「Ingress」の要素とポケモンをかけあわせたもの。プレイヤーは実際に外に出て移動し、ポケモンを捕まえる。世界中のあらゆる場所が「ポケストップ」と呼ばれるスポットになり、実際に立ち寄るとモンスターボールをはじめ重要なアイテムを獲得できる。
そんな「ポケモンGO」だが、日本では平日朝にリリースされたこともあり
「社内のみんな仕事せずにポケモンgoやってて笑う」
「配信を聞いた途端に外回りの仕事を入れる営業マン」
「仕事どころじゃない」
「上司がいきなり社内を歩き出す」
といった社会人のツイートがあふれた。
ポケモンGOは、スマホ画面に映った現実の風景にデジタル情報を重ねて表示する「AR」(拡張現実)の機能を導入しており、ツイッターで
「社内パニックになってわろた」
「社内でフシギダネ捕まえてた」
といった報告もあがっている。ちなみに、記者のスマートフォンで試すと、仕事用デスクの前にヒトカゲやゼニガメ、フシギダネ、ズバットなどが表示された。
先行配信されていた米国では、プレイヤーがゲームに熱中して事故を起こしたり、私有地に立ち入ったりするケースが続発している。日本でも21日、菅官房長官が記者会見で「公共マナーや安全性に懸念を持つ方もいる。ゲームを楽しむ方々は安全にスマートフォンを使うことが必要だ」と異例の注意を呼びかけている。