逮捕のツイート主だけが悪いのか 「ライオン逃げた」拡散騒動の「真犯人」

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あれが「ネタ」だと分からない事の方がおかしい

   この騒ぎから約3か月後の7月20日、男の逮捕はネット民に大きな衝撃を与えた。まず、ネットでデマを流したことが業務妨害の罪に問われ、初の逮捕者が出た事。これを機に次々と逮捕者があらわれるのではないか、ということだ。もちろん、これはかなりの朗報であり逮捕するのは当然のことだとし、「デマは絶対に許さん!」「こういうのは厳罰にしないと」などという気勢が上がった。一方で、今回の騒ぎをリアルタイムで見ていたり、参加したりしていた人たちは微妙な状態だ。こんなことで逮捕されるのはおかしい、といった意見もあり、

「ツイッターにウケ狙いの嘘書いただけで、逮捕されてNHKに個人情報流されるとかかわいそうすぎるだろ」
「明らかに日本じゃないのに、信じた人居たのか・・」
「ちょっとしたジョークじゃないか、こんなので逮捕するなよ。言論弾圧国家だな」

などといった意見が掲示板に書き込まれている。

   そもそも、実際に男のツイッターを見た人たちは、あれが「ネタ」だと分からない事の方がおかしいし、事実を確かめないままにリツイートしている人もいる。「ネタ」だと分かった上で、本当の事だと情報を拡散した人もいる。そもそもはツイッターという限られた枠で騒ぐだけならこんな大問題にはならなかった。

「デマを流した男だけでなく、デマだと分かった上で大変なことが起こったと煽った人たちだって、罪があるのではないか」

   そういった感想も出ている。

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