アサヒ「ドライゼロ」、販売継続 サントリーと和解

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   ノンアルコールビールをめぐり、「オールフリー」を販売するサントリーホールディングスが「特許権を侵害された」として、アサヒビールに「ドライゼロ」の製造や販売の差し止めを求めた訴訟は2016年7月20日、知的財産高等裁判所(高部真規子裁判長)で和解が成立した。和解内容については、両社とも守秘事項を理由に明らかにしていない。

   特許は引き続き有効となるが、アサヒビールは今後も「ドライゼロ」の製造・販売を続ける。

   サントリーは2013年10月、「糖質やエキス分、酸性の度合いの数値を一定の範囲にしたノンアルコールビール」の特許権を取得。これをアサヒビールが侵害しているとして15年1月に訴えた。1審の東京地裁は「サントリーの特許は既存製品から容易に発明でき、新規性がない」として、サントリー側の訴えを退けていた。サントリーは知財高裁に控訴していた。

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