日本のNPO法人「言論NPO」と韓国のシンクタンク「東アジア研究院(EAI)」が2016年7月20日にソウルで発表した第4回日韓世論調査の結果によると、日韓両国民が相手国に対して持っているイメージは依然として良くないが、改善傾向にあることが明らかになった。
韓国に対する印象を「良くない」(「どちらかといえば良くない」を含む)と回答した日本人の割合は44.6%で、15年の52.4%から7.8ポイント改善した。「良い」(「どちらかといえば良い」を含む)は29.1%で、15年の23.8%から改善している。
一方、韓国人で日本に対する印象を「良くない」と回答した人は61.0%で、15年の72.5%から大幅に改善した。「良い」は21.3%で、15年の15.7%から大幅に増加した。
慰安婦問題を「最終的かつ不可逆的に解決」するとした2015年12月の日韓外相による合意については、日本側は「評価する」47.9%、「評価しない」20.9%なのに対して、韓国側は「評価する」28.1%、「評価しない」37.6%だった。両国間の認識の隔たりが浮き彫りになった形だ。