鳥越氏側、「週刊文春」を刑事告訴へ 「女子大生淫行」報道は「事実無根」と

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   東京都知事選(2016年7月31日投開票)に立候補しているジャーナリストの鳥越俊太郎氏(76)の陣営は7月20日夜、7月21日発売の「週刊文春」7月28日号掲載の記事をめぐって同誌編集部に抗議文を送り、選挙妨害と名誉棄損罪で東京地検に刑事告訴する準備に入ったと発表した。

   問題とされたのは、「鳥越俊太郎 『女子大生淫行』疑惑」と題して掲載された記事。記事では、鳥越氏が02年に当時大学2年生だった女性を富士山麓の別荘に誘い、強引にキスしたなどと報じている。記事は、女性が後に結婚した男性の証言を根拠としている。

  • 鳥越氏の陣営が問題視している「週刊文春」7月28日号
    鳥越氏の陣営が問題視している「週刊文春」7月28日号
  • 鳥越氏の陣営が問題視している「週刊文春」7月28日号

代理人は名誉棄損訴訟で有名な弘中惇一郎弁護士

   鳥越氏の代理人弁護士が送った抗議文によると、「文春」側からは事前にファクスで取材があり、

「本人に確認の上、弁護団から事実無根であると文書で明確に否定する回答をするとともに、無責任に記事化すれば選挙妨害になると強く警告した」

とした上で、

「記事は、『疑惑』が事実であるとは断定せず、一方的な証言と思わせぶりな記述だけで、あたかも『疑惑』が真実であるかのような印象を与えるものとなっている。こうした手法で有権者に事実と異なる印象を与えようとする行為は、明確な選挙妨害であり、公職選挙法148条1項但書によって禁止される『虚偽の事項を記載し又は事実を歪曲して記載する等表現の自由を濫用して選挙の公正を害』する行為に他ならず、同法235条の2に規定する罰則の対象にもなりうる行為である。また、刑法230条1項の名誉棄損罪を構成する」

と主張。民事ではなく21日にも

「東京地検に刑事告訴すべく準備を進めていることを申し添える」

としている。

   鳥越氏の代理人は、芸能人が起こす名誉棄損訴訟で弁護人としてメディアに登場することが多い弘中惇一郎弁護士らが務めている。

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