マクドナルドがポケモンGOとのコラボ発表 任天堂株は急落、材料出尽くし?

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過熱する「ポケモンGO」関連銘柄さがし

   「ポケモンGO」が押し上げた株価は、任天堂だけではない。7月19日付の会社四季報オンラインでは、「ポケモンGO」関連株として任天堂のほか、任天堂と共同でスマホゲームの開発・運営するディー・エヌ・エー(DeNA)や、子会社がポケモンのアニメを制作するイマジカ・ロボットホールデヂィングス(HD)、位置情報ゲームを手がけるモバイルファクトリー、AR(拡張現実)・VR(仮想現実)ソリューションのサイバネットシステムを取り上げている。

   DeNAは2015年3月に任天堂とスマートフォン向けのゲームアプリの共同開発・運営などで業務・資本提携を結んでいる。任天堂につれて株価が上昇。7月6日に2418円だった株価は19日には2779円と14.9%伸びていた。ただ、20日になると、任天堂の株価につられるように、前日比34円安の2734円に値下がりした。

   また、東証マザーズに上場するモバイルファクトリーの株価は、7月6日に2668円だった、19日には一時5180円の年初来高値まで急騰。終値も4000円を付けていたが、20日の終値は前日比350円安の3650円だった。

   一方、人気が衰えない関連銘柄もある。子会社のオー・エル・エムがポケモンのテレビや劇場版アニメを手がけていることを材料に、東証1部に上場するイマジカ・ロボットホールディングス株も過熱。2016年7月6日に474円だったイマジカ・ロボットHD株はストップ高を繰り返し、19日には903円、任天堂などが下落した20日も、終値は前日比26円高の929円と、8営業日で約2倍に急騰した。

   ほかにも、ポケモンの体験型施設を運営するサノヤスホールディングスや、「ポケモンGO」のプレーヤーが歩き回ることに着目。靴の消費量が増えると、運動靴大手のアキレスの株価も値上がり。2016年2月にNiantic Labsに出資した、フジテレビを傘下にもつフジ・メディア・ホールディングスも関連銘柄として注目されている。どれも株価は上昇傾向にある。

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