関東で「震度4」が連続3回 「そのうち大きいのが...」ネットに不安相次ぐ

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   ここ4日ほどで、茨城県や千葉県が震源の最大震度4規模の地震が3回も起きている。都心でも揺れが観測されたこともあって関心が高く、グーグルの検索回数は急上昇、ツイッター上で不安を訴える声が相次いだ。

   元々、今回の震源のあたりは地震が起きやすい地域で、過去には2か月強の間に震度4以上の地震が9回も起こったことがある。

  • 最大震度4の地震が4日間に3回も起きている(図は気象庁ウェブサイトから)
    最大震度4の地震が4日間に3回も起きている(図は気象庁ウェブサイトから)
  • 最大震度4の地震が4日間に3回も起きている(図は気象庁ウェブサイトから)

茨城県や千葉県を震源にM5クラスが

   3連休の真ん中にあたる7月17日13時24分頃、茨城県南部を震源にマグニチュード5.0の地震を観測。笠間市や下妻市で震度4を観測した。丸2日後の19日12時57分頃、千葉県東方沖を震源とするM5.2の地震が発生。千葉県一宮町、長南町、いすみ市で震度4を記録した。それからさらに半日が経った20日7時25分頃には茨城県南部が震源のM5.0の地震が発生。茨城県水戸市や笠間市、土浦市で震度4を観測した。いずれも震源の深さは30~50キロだ。

   3つの地震では千代田区大手町でも震度3を観測しており、都心の多くの人が揺れを感じている。17日と19日にはグーグルの「急上昇ワード」の1位に「地震」という単語が登場し、それぞれの日で「地震」という単語が20万回以上検索された。ツイッターには

「最近全然無かったのに、ここ数日大きめ地震連続なのは嫌ですねー」
「早く地震保険入ろ」
「そのうち大きいのが来るような連続地震」

といった声が相次いだ。

プレート間の境界が動いた?

   もっとも、事実誤認が重なって不安が拡大している面もあるようで、実際には18日には震度3以上の地震は観測されていないにもかかわらず、

「てか三日連続ぐらいで そこそこな震度の地震おこってる」
「3日連続地震とかそろそろでかいのきそうやな...」

など、「4日に3回」を「3日連続」という印象で受け止めている人が多い。

   震源周辺の地域は、陸側のプレートの下にフィリピンプレートが沈み込んでいると考えられている。そのため、プレート間の境界が動いたことで地震が発生している可能性もある。最近では5月16日夜には茨城県南部を震源に、M5.5の地震が発生。茨城県小美玉市で震度5弱、水戸市などで震度4を観測したばかりだ。

   それ以外にも、この地域ではたびたびM5級の地震が連続して起きている。2013年11月~14年1月にかけては、茨城県、千葉県が震源のM5級で、最大震度4の地震が9回も起きている。12年秋にも、9月14日、10月12日、17日、24日に千葉県と茨城県で最大震度4の地震が起きている。

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