さほど面白くない自転車漕ぎでも気分が前向きに
その結果、参加者全員が、エアロバイクをこいだ後に行なったテストの場合のみ、アンケート調査で不安や疲労、拒否感がなく、やる気を感じ前向きな気持ちで取り組めたと答えた。また、脳波検査でも同様な結果を示した。ただし、テストの成績は、運動をした場合と休息をした場合と特に変わりはなかった。
今回の結果について、オコーナー教授は「たった1回20分間の運動、それも実験室でエアロバイクをこぐという、さほど面白くない運動でもエネルギッシュな気分にさせる効果があることが確認できました。これがもっと楽しい、外で行なう運動ならさらに効果があがるでしょう。ADHDの運動療法の確立を目指したい」とコメントしている。