【女の相談室】出産時の安易な会陰切開やめて 産後の体に障害残る恐れ

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分娩台では「お姉さん座り」のように足を広げよう

   その1週間後の7月13日、宋美玄さんはサイトの中で「会陰切開の記事に反響続々 いまだに生き残る全例切開の施設」と題し、こう語った(要約抜粋)。

「(前回のコラムで)今時、全例に会陰切開をしている施設があるでしょうか、と書いたら、『そういう施設がある』『私は切られた』という声をたくさんいただきました。事前に母親学級で『全員切ります』と説明を受けた方がおり、医師・助産師からも『全例切っている』という声があったことはとても残念です」

   やはり、日本でもお決まりで行っている所が少なくないようだ。その上で宋美玄さんは、会陰が広がりやすくなる出産方法をこうアドバイスしている。

「分娩台では通常足をカエルのように開きますが、その際に外側に開くのではなく、『お姉さん座り』のように内側に回すようにすると、坐骨が開いて会陰が伸びやすくなります。ほかにもいろいろな方法があり、ガスケアプローチの講習会で学べますよ」

   ガスケアプローチとは、フランスの女性医師ベルナデッド・ド・ガスケさんがヨガを応用して確立した、出産のための呼吸や体力づくり、分娩体位の方法。骨盤底低筋群に働きかけるのが特徴だ。最近、日本でも広まっている。NPO法人・日本ガスケアプローチ協会のホームページで講習会などがわかる。

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