三宅洋平氏、アッキー仲介で首相と通話 「懐柔された」「いや行動力ある」と論議

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   参院選に出馬して政権批判を展開したミュージシャンの三宅洋平さん(37)が、安倍晋三首相夫人の仲介で首相と通話したことが物議を醸している。「屈服したのではないか」との声も出たが、本人は、「俺は俺だ」と意に介していない様子だ。

   「三宅洋平さん、公邸でお待ちしてます!」。きっかけは、安倍昭恵さんが参院選投開票翌日の2016年7月11日にフェイスブックでこう呼びかけたことだ。

  • 安倍首相と通話したと明かす
    安倍首相と通話したと明かす
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「国を思い世界を憂う国士として同じ」と伝える

   三宅さんと言えば、東京選挙区から無所属で立候補し、自民党の改憲草案を非難して、もし与党が3分の2以上の議席を取れば危ないと盛んに訴えた。脱原発や富裕税なども唱え、音楽を取り入れた「選挙フェス」を渋谷などで行って話題を集め、25万票余も得たが落選している。

   そんな三宅さんに呼びかけた理由として、昭恵さんは、「どんなに甘いと言われようが、バカだと言われようが、私はどんな人とも仲良くなれると信じている。世界が平和になるためには、まずは日本のなかが、心ひとつに」と説明した。

   三宅さんは、その日のうちにツイッターなどで、昭恵さんから公邸に招かれたことを伝えた。これに対し、三宅さんの支持者からは、「知名度が上がる」「いや長いものに巻かれてしまう」と賛否両論になった。しかし、三宅さんはその後、「自民党の立場からも、憲法について考える」などと出版物を通じて勉強中であることを明かし、招待に応じることを示唆した。そして、2人の7月18日の投稿によると、知人を通して連絡し合い、公邸ではなく池袋のバーで前日に2人が会った。

   そこで、昭恵さんの携帯電話で安倍首相とも話したとし、三宅さんは電話口で、「立場は各々ながら、国を思い世界を憂う国士として同じ気持ちだと思っています。選挙では多少口を荒らしましたが、失礼します」と話しかけた。これに対し、安倍首相は「大丈夫です、それが選挙ですから」と気にしない考えを伝えてきたそうだ。

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