ソフトバンク大丈夫か? 大型買収でも「株安」の深層

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「大した嗅覚」VS「借金だらけのくせに」

   その一方で、ソフトバンクはARMの英ケンブリッジの本社を維持するほか、ARM経営の自主性を尊重する方針を示した。

   このニュースに、インターネットには

「ARM買収ってすごいな。世の中、ARMのチップで溢れてるし、対抗馬が居ないからな。これからはIoTや車載マイコンでまだまだ伸びる」
「これはすごいwww iPhoneのCPUってARMだろ」
「何だかんだ言っても経営者としてみたら、孫さんは間違いなくスゲぇわ」
「ポンド安と円高で勝負に出たのかな。アリババ、スーパーセルの株を売却して2兆円くらい調達してたし、大した嗅覚だな」

と、孫社長の手腕を高く評価する向きもある。

   とはいえ、

「ソフバン3.3兆買収だけど金有るの? 有利子負債10兆でしょ? 大丈夫なのか?」
「売ったヤツは笑っているだろ」
「そろそろヤバいんじゃね... いや、すでに自転車操業になってそうwww 漕ぐのやめたらパタッと逝くぞw」
「おいおい借金だらけのくせに、またかよ。だんだん規模が大きくなってないか? 」

といった、ソフトバンクの財務状況を懸念する声が少なくない。

   それもそのはず、ソフトバンクの有利子負債は2016年3月期に11兆9224億円にのぼっているからだ。

   株式市場でも、こうした財務状況を不安視するネガティブな見方が先行。2016年7月18日の米ニューヨーク株式市場では、赤字が続くソフトバンクの米携帯電話子会社、スプリントの株価が急落した。

   スプリント株は、ソフトバンクがアリババ株やスーパーセル株などを売却して得た約2兆円の資金で、赤字を垂れ流す同社の再建に本腰を入れるとの期待が高まり、最近の1か月で35%近くも株価が上がっていたが、その資金がARM買収に回されたことが投資家の失望を誘った。

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