「認知症で運転」は危険いっぱい ハンドル握らせないため心を鬼に

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「エンジンがかからない」と故障で修理に出す

   もうひとつは、「車が動かない、車がない状況を作り、諦めてもらう」。例えば、高齢者が車のエンジンをかけようとしても、かからなければ動かしようがない。その車を修理に出せば、車に乗れなくなる。本人も「故障なら仕方がない」と納得するだろう。

   「うそ」をつくのはもちろん心苦しい。だが、万一事故を起こせば本人だけでなく、大勢を不幸にしかねない。和田さんは、心を「鬼」にしてでも認知症の高齢者の運転はストップさせていく必要があると話した。

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