「天安門に中指」に「いいね!」したワケは...
最後は、インスタグラム上で天安門広場の前で中指を立てる写真に「いいね!」をしたというもの。元の写真は中国の現代美術家・艾未未(アイ・ウェイウェイ)氏の作品であり、氏のドキュメンタリー映画「アイ・ウェイウェイは謝らない」(2012年)のビジュアルにも使用された有名な1枚だ。
水原さんはこれについて「2013年にインスタグラム上で起きた、残念な出来事について」と前置きし、次のように説明した。
「当時、私は友人にインスタグラムを紹介し、写真を投稿するように促しました。その結果、友人が投稿した写真に『いいね!』をしましたが、それが遺憾なことに、極めて不適切な写真だと分かりました。私は1時間以内に『いいね!』を取り消し、友人も自分が誤っていたことに気づいた後、写真を削除しました」
動画の中で水原さんは、自身が米国人の父と在日韓国人の母を持ち、米国で生まれた後、2歳から日本で暮らしてきたと説明。そうした境遇のおかげで異なる文化を持つ人同士、尊重する事の大切さを学んだと振り返り、「平和を愛する」思いを何度も強調した。そして、一連の騒動は誤解に基づくものであるとしつつも、心配をかけたことを謝罪した。
なお、これらの画像は2014年ごろから中国の一部ネット上で話題になっていた。それがここ数日で「炎上」した背景には、中国の映画作品「没有別的愛」をめぐる騒動があるようだ。
中国ネット上では、同作品の主演俳優のレオン・ダイさんが「台湾独立支持派」だとするウワサが広まり、批判の声が高まっていた。その流れで、同作に出演すると報じられていた水原さんにも注目が集まり、過去の話題が蒸し返されたということのようだ。
「秒拍」に公開した動画には16日16時8万件近くのコメントが寄せられている。批判コメントも目立つが「彼女は不当な扱いを受けてると思う...」「ネットはひどい」「私は理解してる」といった擁護もある。