ソフトバンクは、2016年6月30日にサービス開始を記念するキャンペーンを打ち切った「アメリカ放題」のキャンペーンを再開すると、7月15日に発表した。
キャンペーンの終了を知らずに渡米して「アメリカ放題」を利用したユーザー宛てに、高額な請求書が届くなどの混乱が続出。「ユーザーらへの告知が徹底していなかった」ことを理由に、再開した。
7月1日からの分もさかのぼって
ソフトバンクの「アメリカ放題」は、米Sprintのネットワークを利用して、米国本土やハワイなどの滞在時のスマートフォンによる音声通話やデータ通信が使い放題になるサービス。キャンペーンは、2014年9月の「アメリカ放題」のサービス開始とともに実施してきたが、利用が増えて、認知度が高まったことから、2016年6月30日をもって終了していた。しかし、知らずに高額な請求があったユーザーから抗議がでるなど、混乱が生じ、7月14日にJ-CASTニュースが『アメリカ放題「無料」がひっそり終了 「ひっそり過ぎるわ!」と大混乱』と報じている。
ソフトバンクは、7月15日になって、一転して「アメリカ放題」のキャンペーンを再開すると発表。7月1日から再開までの期間についても、対象のユーザーには「キャンペーンを適用します」としている。
同社は終了にあたって、ホームページでの案内や、米国に滞在中のユーザーや渡米してSprintのネットワークを利用するユーザーにSMS(ショートメール)で案内していた。しかし、「十分な告知期間を設けられなかったことなどで(ユーザーを)混乱させてしまったことを踏まえ、再開することとしました」と説明している。
また、データ定額パック・標準(5GB)以上に加入するユーザーは、キャンペーン終了後も引き続き無料で利用できたが、この場合でも「きちんと反映されていないケースがあった」という。
同社は、「お客さまには、大変ご迷惑をお掛けしましたことを、おわび申し上げます」としている。キャンペーンの終了時期は未定だが、終了する場合は十分な告知期間を設けて改めて知らせる。