介護職員の98%「暴言や暴力受けている」 逆のニュースばかり流れる中の実態

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現場では「何を今さらなこと言ってんの」「暴言暴力とか日常」

   介護現場の労働実態を伝えた調査の内容に、ネット上では「想像以上だった」と驚く声が出た。その一方で、介護職員とみられるユーザーからは、

「は?何を今さらなこと言ってんの」
「暴言暴力とか日常過ぎてこれを問題にする事がなんか新鮮な感じ」
「私の居た特養ではほぼ全員があざや生傷が絶えなかったけれど『殴られたりで怪我をしたら自己責任』と言われた」

といった意見が数多く寄せられていた。

   「介護をする側」の過酷さに関する調査では、NHKが7月3日に報じた「介護殺人」をめぐるアンケートの結果も大きな波紋を呼んだばかり。この調査では、家族を介護した経験のある315人のうち、4人に1人が介護対象者を「手にかけてしまいたい」「一緒に死にたい」と考えたという内容だった。

   こうした介護殺人をめぐる調査の結果について、先述したウェルクスの担当者は、

「介護殺人に関するNHKの調査は、親族を介護している人を対象にしたものです。専門の介護職員による福祉サービスがより身近になれば、介護殺人の数自体は減っていくと思います。ですが同時に、介護職員の待遇改善や人材確保を真剣に考えて行かなくてはいけません」

と訴える。その上で、介護職が受けている暴力被害の現状を引き合いに、「負担をただ介護職員に押し付けているだけでは、何の解決にもならないと思います」とも話していた。

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