デビュー25周年、ファンの目には「不自然」
そして「新曲をリリースしておらず、十分なパフォーマンスができない」という事務所の説明に、多くのファンは納得していないようだ。
確かにSMAPは、15年9月発売のシングル「Otherside/愛が止まるまでは」以来、新曲をリリースしていない。ただ、両曲とも「音楽の日」「うたの夏まつり」で披露したことはないため、新曲扱いすることも可能といえば可能だ。
特に「音楽の日」は2011年3月に発生した東日本大震災を受けて「音楽・歌の力を結集して、日本中に元気を届けよう!」をコンセプトにスタートした経緯がある。SMAPは被災地支援に積極的に取り込み、5年経った今でも変わらず支援を続けている。16年春には熊本地震の被災地に中居さんらが炊き出しに参加したことも注目を集めた。
そのためファンらにとっては、単に新曲がないことを理由に意義ある番組への出演を辞退するとは到底考えられないようで、ネット上にはこんな声が相次いでいる。
「熊本へ炊き出しに行くメンバーが断るとは思えず、単に十分なパフォーマンスをするSMAPを事務所が出したくないだけだと思います」
「そんな事を理由に長年お世話になった番組を断るほど不義理な人達じゃない」
「SMAPはファンに対してそんな見え透いた嘘はつかない」
「隠そうとして逆に闇をさらけ出してる」
デビュー25周年というタイミングからも、ファンの目に出演辞退は不自然なものに映っているようだ。
16年1月に起きた解散・独立騒動は同月中の「SMAP×SMAP」(フジテレビ系)での生謝罪会見をもって一定の区切りをみせた。5月にはジャニー喜多川社長(84)がグループ存続を明言し、6月には木村拓哉さん(43)がファンクラブ会報で「解散はしない」と表明している。
SMAPとジャニーズ事務所の契約更新は9月とされているが、今回の事を受け、「こうなると9月の契約更新も不安」「契約更新したとしても、実質解散状態になる気がする」といった声も上がっている。