ワキガは深刻に悩まないで。20分で完治できるから
また、ワキガが強いかどうかは、耳垢の湿り具合以外にも次の方法でセルフチェックできる。
(1)腋毛(わきげ)が濃い。アポクリン腺は腋毛が生えてくる毛穴にあるので、腋毛の濃い人は薄い人よりアポクリン腺が多くなる。しかし、腋毛が濃くても耳垢が乾いていればワキガ体質ではない可能性が高い。
(2)下着やシャツの脇の部分が黄ばむ。アポクリン腺から出るネバネバの中にリポフスチンという色素成分があり、脇の下に黄色いシミができやすい。
ワキガが気になる人はどうしたらいいのだろうか。五味医師のサイトによると、注射や手術で抑えることができるという。もっとも手っ取り早い方法は「ボトックス注射」だ。汗の分泌を抑える成分を腋の下に注射することで、半年から1年ほど発汗を抑えられる。
完治させたければ、ワキガの元であるアポクリン腺そのものを除去する手術がある。20分ほどで終わり、入院の必要もない。医師の判断によっては保険が適用できる。「ワキガは命にかかわる病気ではないから、深刻に悩む必要はありません。気になるようなら専門医に相談するといいです」と五味医師はサイトの中で呼びかけている。