天皇陛下の「生前退位」をめぐって、アイドルグループ「Hey!Say!JUMP(ヘイセイジャンプ)」のファンがやきもきしている。天皇の位を皇太子さまに譲るとなると、元号が「平成」から変更される。グループ名は「平成」をもじっており、影響が出るのでは?というわけだ。
動揺するファンに対して、なぜか先輩グループ「V6」のファンが「心配ないよ」と声をかけている。その理由とは――。
「フレッシュさ」がなくなる?
「生前退位」の第一報が流れたのは、2016年7月13日19時ごろ。その数分後には、ツイッターに「元号変わったらHey! Say! JUMPはどうなるの?」との投稿がされている。流れるツイートを見てみると、新たな元号になってしまうと、グループ名の「フレッシュさ」や「若さ」がなくなってしまうと心配しているようだ。
そんなHey! Say! JUMPファンを、V6のファンが冷静に諭している。V6の年長組である坂本昌行さん、長野博さん、井ノ原快彦さんの3人は、20世紀にちなんだ「20th Century」(通称トニセン)の名称で活動しているからだ。21世紀になって、もう15年たったが、いまも改名していない。
他グループのファンからは、このように達観したツイートも出ている。
「少年のいない少年隊 40代手前のKinKi Kids 21世紀を生きる20th Century 東京出身者が一人のTOKIO 現在7人で活動中の関ジャニ∞ ......Hey!Say!JUMPファンは何が不安なん?」
「平成ノブシコブシ」の行方は
Hey! Say! JUMPと似た心配は、お笑いコンビ「平成ノブシコブシ」もされている。こちらは漢字そのまま「平成」だから、よけいに影響があるというのだ。しかし、こちらについても、偉大な「業界の先輩」がいるので安心だ。
それは、ベテラン漫才コンビ「昭和のいる・こいる」。昭和のいるさん(73)と、「はいはいはいはいはい」「良かった良かった良かった」など適当な相槌を打つ昭和こいるさん(72)のコンビだ。彼らは昭和が終わってから30年近くたつが、いまも改名しないまま現役で活動している。もし元号が変わるとしても、これらの心配は杞憂なのかもしれない。