米ニューヨーク株式市場は2016年7月12日、米国経済の先行き懸念が和らいだことから、ダウ工業株平均が3営業日連続で上昇。終値は前日より120ドル74セント高い1万8347ドル67セントで、15年5月以来約1年2か月ぶりに史上最高値を更新した。ハイテク株が中心のナスダック総合指数も34.18ポイント上げて5022.82となり、今年初めて5000の大台を超えた。
雇用統計が大きく改善した影響が続いていることに加えて、英国の新しい首相が決まったことで景気の不安定感が払しょくされたことや、日本や欧州が金融緩和に踏み切るのではないかとの期待感も相場を後押しした。
一方、ニューヨーク外国為替市場では、安全資産とされる円が売られた。12日17時時点の円相場は前日比2円近い円安ドル高の1ドル=104円62~72銭だった。
その流れを受けてはじまった13日の東京外国為替市場の円相場は、前日比1円超の円安ドル高の1ドル=104円後半で推移した。
米株式市場の上昇と円安の流れを受けた東京株式市場は13日、日経平均株価が一時348円60銭高の1万6444円25銭と、上げ幅が300円を超えた。終値は135円78銭高の1万6231円43銭で終えた。