ビール大手5社が2016年7月12日に発表した発泡酒などを含むビール類の2016年1~6月期の課税出荷数量は、市場全体は前年同期比1.5%減の1億9278万ケース(1ケースは大瓶20本換算)と4年連続でマイナスとなり、1~6月期としては過去最低を更新した。缶チューハイやワインの人気に押され発泡酒の売り上げが減少した。
内訳はビールが同0.4%増の9557万ケースと2年ぶりにプラスに転じたものの、発泡酒と第3のビールはそれぞれ8.8%減の2700万ケース、1.0%減の7020万ケースになった。メーカー別シェアでは、アサヒビールが39.2%(前年同期は38.1%)と7年連続で首位を維持。次いでキリンビールが32.1%(同34.0%)、サントリービール16.0%(同15.5%)、サッポロビール11.9%(同11.5%)、オリオンビールは横ばいで0.9%だった。