困っている人を助けたい「共感」の真実 ラットの実験でわかった「思いやり」とは

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人助けは自分の「つらさ」から逃げるため?

   以前の実験では、困っている仲間を見たラットは、心拍数が上昇し、自分も苦痛を感じている兆候がみられたが、ミダソラムを投与されたラットの心拍数は上がらなかった。メイソン教授は「困っている人を見ると共感して助けたいと思うことは、とても美しい行動ですが、実は、自分も感じている苦痛から逃れたいためにしているともいえます。今回の実験でわかったことは、(ミダソラムのように)他の方法で精神的苦痛をやわらげることができれば、助けようとは思わなくなるかもしれないということです」と語っている。

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