鳥越俊太郎氏が都知事選出馬で午後会見 民進党、究極の「後出しジャンケン」

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   民進党は2016年7月12日、同日午後にジャーナリストの鳥越俊太郎氏(76)が東京都内のホテルで会見すると発表した。民進党は東京都知事選(7月14日告示、31日投開票)で、11日に元経済産業省の課長の古賀茂明氏(60)に出馬要請していたが、急きょ、鳥越氏を擁立する方針に変更し、鳥越氏が正式に出馬表明するとみられる。

  • 鳥越氏は2016年3月の会見で「表現の自由」の危機を訴えていた
    鳥越氏は2016年3月の会見で「表現の自由」の危機を訴えていた
  • 鳥越氏は2016年3月の会見で「表現の自由」の危機を訴えていた

「野党統一候補」になるかが焦点

 

   今後の焦点は鳥越氏が「野党統一候補」になるかだ。鳥越氏の共産党に対するスタンスに注目が集まりそうだ。すでに出馬を表明し、共産党系団体の支援を受けている宇都宮健児・元日弁連会長(69)との競合も課題になりそうだ。

 

   鳥越氏は1965年に毎日新聞社入社。社会部、外信部(テヘラン特派員)、「サンデー毎日」編集長を経て89年に退職した。その後は報道番組「ザ・スクープ」(テレビ朝日)キャスターやネットニュース「オーマイニュース」(日本版は廃刊)の編集長として活躍。最近では、メディアの権力に対する「忖度」が進み、表現の自由が危ぶまれていると訴えていた。

 

   11年には、鳥越氏はJ-CASTニュースの動画番組に出演し、菅直人元首相から都知事選への出馬を打診されたが固辞したことを明かしていた。

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