石田氏「不出馬」で混迷する都知事選 「分裂」選挙で最後に笑うのは?

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民進、いまだ推薦決まらず

   石田さんは、民進党と協議を進めていたことを明らかにしたものの、出馬に至らなかったと説明。同党が推薦を検討しているという元経産官僚の古賀茂明氏については、「リベラルでニュートラルな方だと思う。野党統一候補という形になれば、自分が起こした風のようなものが少しは役に立つのかな」などと語った。

   しかし、石田さんの出馬意向の表明と、その後の不出馬により、野党が相乗りできそうな候補の擁立は事実上難しくなった。民進党は7月11日19時現在までに推薦候補者を決められていない。14日の公示日を直前に控え、野党の足並みはさらに崩れる気配を見せている。

   一方の増田氏への推薦で「分裂選挙」となった自民党都連だが、この時点で最大野党が候補者を立てられない状況では、情勢は与党有利と見る報道もある。

   立候補者予定者は11日19時現在で13人にのぼり、増田氏や小池氏、宇都宮氏を中心に、実務経験者が目立つ。そんな顔ぶれに、ツイッターで

「パッとしませんな」
「都民として一言 華がない」

と揶揄する声が投げかけられるなど、候補者から蓮舫氏や石田氏の名前が消えたことを惜しむ声もある

   一方で、候補者にはセラピストのマック赤坂さんや政治団体「在日特権を許さない市民の会」の元会長、桜井誠さんなど個性豊かな面々もいる。ほかにも、立候補をほのめかしたり、噂されたりする著名人もいる。

   混迷の都知事選を制して、最後に笑うのは誰か。

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