ダンスボーカルグループ「SPEED」のメンバーで、自民党の新人として初めて参議院議員選挙に立候補した今井絵理子氏が、比例代表での当選を確実にした。今井氏は当選の報を受けて笑顔を見せながら、「今、心の中に流れている音楽がある」と切り出し、喜びの弁を述べた。
一方で、沖縄出身ながら基地問題については「これから向き合う」と理解を深めていない様子を見せた。
今井氏「雑巾がけから、一歩一歩」
「SPEEDの『Starting Over』という曲があるんですね。終わりは始まり、という曲なのですが、選挙戦を終えて今がスタートラインということで、すごく責任感、また使命感を果たせるよう頑張っていきたいと思っている次第です」
今井氏はNHKの「2016参院選」の中継でそう決意を述べた。
子育て支援や障害者支援に力を入れたい意向をかねてから主張してきた今井氏は、この中継で手話通訳者とともに出演。「7年間続けたボランティア活動の中で、障害者の声を聞いてきた」とした上で
「私自身、障害児をもつ母親として、きちんと当事者の声を国政に届けられるようにしたい。一歩一歩、『雑巾がけ』からかもしれませんが、一歩一歩頑張っていきたい。みなさんが笑顔あふれる誰もが幸せに過ごせるような国づくりを頑張っていきたい」
と力強く話した。