次の食事時まで作用する「セカンドミール効果」
ところで、どのくらいの量の大麦を食べると効果があるのだろうか。米ミネソタ大学の研究によると、大麦βグルカンを1日に3グラム摂取すると、悪玉コレステロールが低下する。この量を1日に摂取しようとすると、3割麦ご飯(7割が白米)だと約4杯分、4割麦ご飯だと約3杯分になる(5割麦ご飯だと2杯半弱)。麦ご飯ばかりだと飽きるので、朝などに大麦のシリアル食品を食べるのもオススメだ。
栄養の専門家のサイトを見ると、大麦の健康効果で面白いのは「セカンドミール効果」(セカンドは2番目、ミールは食事)があることだ。これは、次の食事まで大麦βグルカンの働きが続くということで、朝食に大麦を食べると、昼食の時にも血糖値の上昇抑制などの効果が発揮される。夜に大麦を食べると、翌朝にもその効果が表れるというわけだ。