大麦:「貧乏人は麦飯を食え」は名言だった 欧米で心臓病・動脈硬化予防のお墨付き

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間食大好き女性が2週間「大麦三昧」を続けると...

   番組では、お菓子などのつまみ食いが大好きで、悪玉コレステロール値が基準(140未満)より高い151.2の女性ユミさん(49歳)の協力を得て、2週間にわたり、『慈恵大学病院のおいしい大麦レシピ』にあるメニューを食べ続けてもらう実験をした。そのメニューとは、たとえば次のようなものだ。

   【大麦入りネバネバ小鉢】

   (1)すりおろしたナガイモに大麦を加え、納豆とメカブを盛り付ける。

   (2)さらにオクラを載せ、ウズラの卵をトッピング。

   【大麦の豆乳スープ】

   (1)鍋にニンジンとチンゲンサイの軸を煮て、ゆでた大麦を投入。

   (2)さらに大豆の水煮と鶏がらスープを混ぜて味を調える。

   (3)豆乳を入れ、さらにひと煮立ち。残りのチンゲンサイを加えて塩コショウで味を調える。

   (4)火を止めて、仕上げに片栗粉でとろみをつける。

   このほか、「麦ご飯の鮭茶漬け」「大麦チヂミ」「大麦入りワカメスープ」「大麦入り豚汁」「鮭と大麦のホイル焼き」......と3食全部大麦三昧の日々だ。その結果、2週間後にはユミさんの悪玉コレステロール値は基準を大きく下回る121に低下していた。

   大麦の健康効果は欧米で評価が高く、米国では大麦食品に「血中コレステロールの低下による冠動脈疾患のリスク低減」という健康を強調する表示が、米国食品医薬品局(FDA)によって認められている。欧州食品安全機関(EFSA)も「排便の促進」(便秘解消)「食後血糖値の上昇抑制」「血中コレステロール低下による心臓疾患リスクが低減」の表示を認めている。

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