プロ野球・横浜DeNAベイスターズのマスコットキャラクター「DB.スターマン」が、熱中症で体調を崩した。グラウンドに前のめりに突っ伏し、スタッフに両肩を借りて、よろめきながら球場を後にした。極めて珍しい光景だ。
球団広報部によると、幸い大事には至らず、控室で休憩して体調は回復。病院にも行かずに済んだというが、熱中症になったのは初めてだった。
快晴で最高気温35度の猛暑日
スターマンは2016年7月7日、横浜スタジアムで行われた試合に登場した。プレーボール前、17時35分頃に3分ほどダンスパフォーマンスを披露。その後のゲスト講談師を招いた高座イベントで、スターマンは子どもたちに交じって座り、話芸に耳を傾けていた。
途中で立ち上がり、子どもたちの輪を離れて歩きだしたスターマンだが、突然うつ伏せに倒れた。イベントが終わり、子どもたちが去っていく中でも、スターマンは起き上がれなかった。異常に気付いた2人のスタッフが駆けつけ、両肩を持たれてどうにか球場を後にした。
この日、横浜市は快晴で最高気温は35度の猛暑日。スターマンが体調を崩した時刻は17時50分で、かなりの暑さだったという。広報部によると、グラウンドに出入りする際はこまめに水分補給させるなど体調に気は配っていた。それでも熱中症に襲われてしまったのだ。