老舗の蕎麦屋が「蕎麦アレルギー」で閉店 「こんな切ないこと、あるの?」...

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じつは多い、店主の蕎麦アレルギー?

   「蕎麦」は、そばがきやそばぼうろ、そば饅頭、そば茶などでも食されており、日本人にとって、なじみ深い食品。消費量も多い。

   一方、蕎麦アレルギーの人も少なくないようで、蕎麦を食べたり、飛散したそば粉を鼻から吸い込んだりすることでアレルギー症状を引き起こす。蕎麦は、アナフィラキシーショックなどの重篤な症状を引き起こす傾向が高く、命にかかわるケースもあることから、とくに注意が必要な加工食品としてアレルギー表示が義務づけられている。

   蕎麦アレルギーがあるという40代会社員の男性は、「ちょっとしたことでも発症すると思うと、(蕎麦には)近寄りたくないですね」と、外食時にはかなり気を遣うと話す。蕎麦屋では、そばとうどんが同じ釜で茹でられている場合があり、そば粉が混入した湯で茹でたうどんを食べただけで、唇が腫れるなどの症状が出ることもあるようだ。

   とはいえ、ふだんからそば粉にふれている蕎麦屋の店主が「蕎麦アレルギー」を理由に店を閉めることなど、これまでにあっただろうか――。日本蕎麦協会によると、「閉店時に、その理由をはっきり明記する店主ばかりではありませんから、なんとも言えません」という。そのうえで、「ただ、蕎麦屋の店主に、蕎麦アレルギーの人がいるのは事実です」と話す。

   J-CASTニュースの取材に答えた「満留賀」の家族も、「うちの家系は体質的に蕎麦アレルギーなのかもしれません」と漏らし、店主以外にも蕎麦アレルギーを患っている家族がいるという。

   インターネットにも、

「知人の蕎麦屋の息子も蕎麦アレルギーなんだよなぁ...」
「わたしの祖父も蕎麦アレルギーだけど、蕎麦屋やってた」
「蕎麦屋の跡取りが蕎麦アレルギーもあるよなぁ。日常的にふれないわけにいかないから大変だよね」

といった声がある。

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