東京都渋谷区のバレエ教室で2016年7月6日、女性講師(24)の親指を工具で切断したとして、警視庁は生徒の男(41)を現行犯逮捕した。
事件は他のバレエ教室にも衝撃を与えている。東京都内のバレエ・ヨガ教室の講師の1人は6日午後、「おぞましい事件が起きてしまいました」とブログを更新した。J-CASTニュースは、ブログを書いた本人にバレエ教室の実態を取材したところ、バレエ教室をめぐる恐ろしい実態が浮かび上がった。
金づちとノミで親指を切断
事件は、6日午前8時40分頃、渋谷区の雑居ビル地下1階の教室内で、自称整体師の男が、女性講師の首を絞めて気絶させ、右手親指の第1関節から先を金づちとノミで切断した疑いがある。
警視庁の調べによると、男は「昨年8月から練習の時間を教えてもらえないなど、嫌がらせをされた」と供述している。2014年11月に教室に入会し、トラブルを続けたため教室側に参加を拒否されたという。まだ、はっきりした動機は分からないが、なんらかの恨みを持っていた可能性がある。
そもそも、41歳の男性とバレエ教室を結びつけたのは何だったのだろうか。
実は、男性がバレエ教室に通ってトラブルになるケースは少なくないようだ。