美容・健康事業が業績のけん引役
強烈な印象を残すテレビCMで一躍有名になった「RIZAP」だが、運営する健康コーポレーションは美容と健康事業を軸に、アパレルや住関連ライフスタイル、エンターテイメントなどの事業にも進出している上場(札幌アンビシャス、現RIZAPグループ)企業。ここ数年は、美容・健康事業とのシナジーを生む可能性の高い事業を、積極的なM&Aによって手にしているほか、業務提携にも熱心だ。最近では、低糖質スイーツの共同開発や、食事・運動に関する書籍を発売するなどしている。
同社では、トレーニングジムのRIZAPを中心とした美容・健康事業が業績のけん引役ではあるが、2015年2月に公表した中期経営計画「COMMIT 2020」によると、21年3月期の連結売上高3000億円(16年3月期実績は554億円)、営業利益350億円(同50億円)の目標達成に向けて、既存事業の成長とともにM&Aによる業容拡大も行う方針。「教育」は事業の新たな柱になるのか、注目される。