2016年7月4日に行われたウィンブルドン選手権の男子シングルス4回戦で、世界ランキング6位の錦織圭選手が途中棄権した。大会前から抱えていた左脇腹の痛みが悪化し、続行が困難になった。
4回戦の対戦相手は、世界ランク13位のマリン・チリッチ選手(クロアチア)。錦織選手は試合序盤から相手のサーブを追うことができず、自身のサーブでも全力でラケットを振れない状態だった。第1セットを1-6で落とし、第2セットを1-5でリードされたところで棄権し、8強入りを逃した。
15年大会でも左ふくらはぎの痛みで2回戦の前に棄権しており、2年連続の棄権となった。試合後の会見では「痛みの度合いがひどかった」と振り返りつつ、悔しさをにじませた。