7月2日は「うどんの日」、7日の七夕は「そうめんの日」
そうしたなか、2016年7月1日付の日経トレンディネットは、「夏の主役がそうめんじゃない!? めんつゆ激変の真相 売り場が『うどん一色』になった理由 」を特集した。最近は、「うどん」にマッチする「めんつゆ」の販売が増えているという。
たとえば、キッコーマンの「具麺ソース」シリーズや、ミツカンの「まぜつゆ 香るすだち」「まぜつゆ ごま豆乳」、オーマイ(日本製粉)初のうどんつゆシリーズの「うどんつゆかえてみませんか?濃厚魚介醤油」と「濃厚胡麻担々麺」や丸美屋の「埼玉の味 冷汁うどんの素」、ヤマキの「つけうどんつゆシリーズ」などがそれ。いずれも、うどんなどにからめるだけで手軽に食べられる。
キッコーマンによると、「発売当初(2012年)から、うどんだけでなく、そうめんでもおいしく食べることができます。『あまから肉ぶっかけ』などは冷奴で食べてもおいしいです」と、胸を張る。同社では、「削りたて そうめんつゆ」や「香り立つぶっかけつゆ」シリーズなども用意しているが、なかでも、パッケージにうどんをあしらった「具麺ソース」シリーズは好調で、2016年5月は前年同月と比べて約2倍を売り上げた。麺つゆ商品の中でも伸び率が高く、期待は大きい
じつは、これまでも夏にうどんを食べる習慣がなかったわけではない。「讃岐うどん」の香川県では、毎年7月2日を「うどんの日」に定めている。全国乾麺協同組合連合会によると、「讃岐地方の農家では『半夏生(はんげしょう)』(夏至から数えて11日目)のころ、田植えや麦の収穫を終えた、その労をねぎらうためにうどんを打って食べる風習がありました」と説明する。
ちなみに、毎年7月7日は「そうめんの日」。七夕の織姫にあやかり、「そうめん」を糸にみたてて「芸事(機織)が上手になるよう」と供えたのが起源とされる。