産経にまさかの「共産党」大広告 「ケンカ売ってる」「意外と効果?」と話題

全国の工務店を掲載し、最も多くの地域密着型工務店を紹介しています

共産党「読者数などを基準に、費用対効果で考えています」

   共産党広報部は7月4日のJ-CASTニュースの取材に対し、「(産経新聞の)読者には保守層が多いことは認識している」と話す。広告の掲載理由については、

「保守的な考え方を持つ人たちの間でも、共産党への関心は広がっていると考えています。そうした層に党の考え方をアピールする目的で、産経新聞に広告を掲載しました」

と説明する。実際、共産党が産経に選挙広告を掲載するのは今回が初めてではない。広報担当者によれば、14年の第47回衆院選と13年の第23回参院選でも広告を掲載したという。

   新聞への広告展開については、「もちろん産経だけでなく、ほかの全国紙(編注・朝日、読売、日経、毎日の4紙)にも幅広く掲載したいと考えている」と話す。確かに、6月26日付の朝日・読売・毎日3紙(いずれも東京本社版)にも、全く同じ内容の選挙広告が掲載されている。

   ただ、産経には第2社会面に紙面の約半分を埋める広告を出している一方で、ほかの3紙では紙面の3分の1ほどと一回り小さいサイズ。掲載面も、「囲碁・将棋」(朝日)、「くらし」(読売)、「くらしナビ」(毎日)と、社会面に比べ閲読率が低い面となっていて、産経での扱いが際立っている。掲載紙ごとの違いについて広報担当者は、

「読者数などを基準に、費用対効果で考えています」

と説明した。

   一方、産経の読者からは、広告の内容にどのような反応があるのだろうか。J-CASTニュースは同社広報部に対し、幾つかの質問をしたが、「読者から問い合わせは寄せられているか」との質問には、「個別の広告内容等についてはお答えできません」との回答だった。

1 2
姉妹サイト