総務省の「18歳選挙権」のPRキャラクターを務めている女優の広瀬すずさん(18)が2016年7月4日、東京・世田谷区役所で行われたPRイベントに出席した。
広瀬さんはイベントに先立って期日前投票を済ませ、投票箱を前に「日本の将来を決めに選挙に行っていただけたら」などとアピール。せりふを言い終わりそうになったところで庁舎の外を走っていた選挙カーの音が大きくなり、主催者は「選挙PRに選挙カーの音はまずい」と判断。選挙カーが通り過ぎるのを待って広瀬さんがコメントを言い直すハプニングがあった。
テレビで流せない映像、言い直し指示され「ですよね...?」
6月19日に18歳の誕生日を迎えたばかり。投票日の7月10日には仕事が予定されているため、イベント前に初の期日前投票を済ませたという。イベントでは、投票箱を前に1票を投じる様子を再現し、
「きっと同世代の皆さんも、私のように分からないことが沢山あると思う。選挙は私たちが主役ということを胸に、日本の将来を決めに選挙に行っていただけたら」
などとアピールしていた。だが、広瀬さんが発言する間、次第に外の選挙カーの音が大きくなり、ついには
「●●●●でございます」
と、東京選挙区の候補者名がはっきり聞こえる状態に。広瀬さんの声に候補者名が「かぶった」映像をテレビで流せるはずもなく、ほどなくコメントの言い直しが決まった。広瀬さんも「ですよね...?」と、苦笑いするばかりだった。
総務省の6月27日の発表によると、公示翌日の23~26日の4日間で181万6971万人が期日前投票の制度を利用して選挙区に投票している。これは13年よりも76.25%多い数だ。期日前投票所数が全国で500か所近く増え、利用しやすくなったことが背景にあるとみられる。