名古屋市在住の落語家男性が「愛知県一宮市は失礼な物言いをしてきた」とブログなどで訴えて、ネット上で何があったのかと話題になっている。
「これ詫び状?」。男性は、2016年7月1日のブログで、こんなタイトルで一宮市の対応に疑問を呈した。
「経費削減のため本名で落語をと言われた」?
ブログによると、市から公民館講師の仕事を依頼する電話が来たが、「とても侮辱的な物言いだった」と感じ、抗議して依頼を断った。すると、市からお詫びの手紙が届いたが、その文面がひどかったというのだ。文面の画像もアップしており、それを見ると、次のようにあった。
「今後二度とこのような事態を招かぬよう、貴殿に一宮市立の全公民館から講師を依頼することがないように、公民館役員並びに市職員に周知徹底を図りましたので、ご報告を申し上げます」
男性は、「二度と使わないって恫喝じゃない?考えすぎ?」と不満をぶつけ、「この手紙で、精神的に不調になりました」と漏らしている。
男性の言う「侮辱的な物言い」とみられる市の依頼についても、男性はツイッターで触れている。
それによると、市側は、「少しでもお金払いたく無いので、本名で落語やってください」といった内容の発言をしたという。講師の肩書きは、落語家ではなく、「落語活動家」にしてほしいとし、「他の落語家は同じ条件で受けてますよ」とも言っていたという。
男性は、「普通本名で落語演らない」と不満を述べ、市の対応について、「マイノリティのどインディー落語家は、少なからずこんな扱いです(笑)」「まぁプロだと思われて無いのでしょうね。落語の出来るオジサンだと」と揶揄していた。