ネット上に半裸の自撮り写真を投稿したとして東京高裁から厳重注意を受けた、岡口基一(おかぐち・きいち)裁判官(50)。
白ブリーフのみ、半裸のまま縄で縛られているといった「際どい」写真の数々がマスコミでも紹介されたが、ここにきて「局部丸見え」の写真を投稿していた可能性が浮上した。だが、写真の解像度は悪く、実際に局部が写っているのか、写っていないのかをめぐりネットで「論争」が起こっている。
東スポ「局部露出」と報道
問題の写真は2015年11月24日に投稿された。全裸の外国人男性がファッションショーに出場したことを紹介するまとめ記事のアドレスを引用し、「『手パンツ』のファッションショーだったら、俺も負けてないぞ」とツイート。局部を手で隠しただけの自撮り写真を投稿した。
露出部分が多いものの、写真ではたいてい白いブリーフや水着を着用している岡口裁判官。しかし、こちらは見た限り、下着さえはいていない。フォロワーも「履いてないんですか」「アニキ、冷静に」など驚きの声を寄せている。
その後、今回の騒動が明るみになる中、「手パンツ」写真はいつのまにか削除。キャッシュが残っているのか、グーグルの画像検索では未だ表示されるものの、騒動を報じたテレビ番組はそれ以外の写真を紹介した。
一方、東京スポーツは6月30日付けの記事で「局部も露出か」と厳しく追及した。
東スポの記事では、香港在住の現代浮世絵師・水原紫織氏が「陰茎の先っぽをチラリとさらしています」と指摘し、見出しで「もはや厳重注意レベルではない」と批判。同紙の成人男性向けコーナー「男セン」でも「NGな露出レベル」とし、撮影時の具体的なシチュエーションを推測をまじえて書いている。
J-CASTニュースでも当該写真を「解析」したが、解像度が悪く、「先っぽをさらしている」かどうかは断定できなった。
東京高裁「仮定の質問については答えられない」
こうした東スポの報道について、ネット上では、エリート裁判官の行動にあらためて驚きの反応が上がる一方で、
「別に局部なんか写ってない」
「尾ひれがついた話になってきた」
と東スポが指摘する「局部露出」を否定する声も少なくない。
東京高裁は、岡口裁判官に対する厳重注意の理由を3つ挙げている。いずれも卑わいな言葉を散りばめたツイートだが、その中に「手パンツ」写真は入っていない。仮に「手パンツ」写真が高裁側に認識された場合、追加の処分は下されるのか。
J-CASTニュースが4日に高裁に取材すると、担当者は「手パンツ」写真の存在を確認しているかどうかについては明らかにしなかったものの、「仮定の質問については答えられないが、不適切な投稿があれば適切に対応していきたい」と話した。