ニベア「銀缶」作りが若者に流行 なぜ、5時間かけて塗装を落とすのか

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メーカー「大変嬉しく思っています」と感謝

   インスタグラムにアップされた「銀缶」を見たユーザーからは、

「青缶も好きだけど銀缶はなんかもうステキすぎてやばい」
「花王に提案して商品化して欲しい!!」
「たしかに見た目かわいいけど、手で数時間かけて磨き続けた根性に脱帽!」

などと絶賛する声が上がっている。14年10月の初投稿からはすでに1年半以上が経っているが、現在も定期的にアップするユーザーが絶えない。

   その一方で、製作者側からは「製作期間3日」「5時間以上削ってた」など、予想以上に手間や時間がかかったと「後悔」する声も。なかには、「くだらないことに情熱を燃やして馬鹿みたい」「こんな労力もっと他のことに使うべき」と自虐的な呟きを漏らすユーザーも出ていた。

   ただ、最初に「銀缶」をインスタグラムに投稿したユーザーは16年2月14日、自身が運営するサイト上で、

「日用品デザイン全般に向けたアンチテーゼというか、たかが消耗品といえど、家庭ではいつも身近にある日用品のデザインの重要さに、もっと一般の方や企業の中の人にも、フォーカスをあててほしかった。」

と制作コンセプトを明かしている。続けて、「もっと自然に、良いデザインがドラッグストアとかで手に入ると買い物も楽しくなりそうですね」との思いも綴っていた。

   ニベア花王の広報担当者はJ-CASTニュースの取材に、商品の缶をアレンジして楽しむ動きが出ていることに対し、

「それだけ商品に愛着を持って頂いているということで、大変嬉しく思っています」

と感謝を述べた。ただ、一部のファンから出ている「銀色の缶を商品化して欲しい」という要望に対しては「メーカーとして販売する予定はありません」との回答だった。理由としては「ニベアの青色はブランドのアイコンとして大切に使用していく考えです」と話している。

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