ニベア「銀缶」作りが若者に流行 なぜ、5時間かけて塗装を落とすのか

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   「青缶」の愛称で知られるスキンケア商品「ニベアクリーム」の容器の塗装を削り落とし、空き缶をインテリアや小物入れとして使うことが、一部のネットユーザーの間で注目を集めている。

   画像共有SNS「Instagram(インスタグラム)」には、青い塗装を削った「ニベア銀缶」の写真が150枚以上投稿されており、「めっちゃカワイイです」など絶賛の声が上がっている。

  • インスタグラムには「ニベア銀缶」の画像が数多く投稿されている
    インスタグラムには「ニベア銀缶」の画像が数多く投稿されている
  • インスタグラムには「ニベア銀缶」の画像が数多く投稿されている

女子高生はニベア缶「デコる」

   ドイツの化粧品会社が1911年に開発したニベアクリームは、世界的なシェアを持つロングセラー商品だ。国内では68年設立の「ニベア花王」が製造・販売を手がけており、「定番」スキンケア商品の1つとして日本人の間でも長年にわたって親しまれてきた。

   そんなニベアクリームに若者から大きな注目が集まったのは2013年のこと。100ミリリットルで定価5万円を超える高級スキンクリームと「成分がよく似ている」との「噂」がネット上で流れたのをきっかけに、若い女性を中心にしたニベアブームが起きた。

   こうしたブームに伴って、女子高生などの間で、青いニベア缶のフタ部分にシールやビーズなどを貼って「デコる」ことが流行し始めた。実際、デコレーション用のパーツを付属したセット商品もニベア花王から発売されている。

   そうした動きの中で生まれたのが、ニベア缶の青い塗装を削り落とした「銀缶」だ。あるネットユーザーが14年10月、「これなら男が使ってもかっこよくないですか」などのコメント付きで、「銀缶」の画像をインスタグラムに投稿したのだ。

   こうした投稿をきっかけに、インスタグラムにはハッシュタグ「♯ニベア銀缶」が登場。多くのユーザーが塗装を落としたオリジナルのニベア缶の画像をアップしており、その数は16年7月1日現在で150枚を超えている。

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