不倫の釈明会見を開いた三遊亭円楽さんをイジるシーンが、ついに「笑点」(日本テレビ系)に登場した。不倫会見から3週間とちょっと。基本的に事前収録した公演の録画放送のため、不倫ネタが登場するまでにタイムラグがあり、不倫ネタ大喜利を楽しみにしている視聴者を「やきもき」させていた。
今回の放送冒頭、司会の春風亭昇太さんは、説明抜きでいきなり「円楽師匠の、みんな持って行っちゃって」と、座布団をすべて取り上げた。状況を察した観客が大笑いすると、円楽さんは......。
いきなりの座布団総取り上げに「そうくるか」
2016年7月3日放送の笑点は大喜利特集。司会の昇太さんのいきなりのブチかましに、円楽さんは「そうくるか」と苦笑しながら首をかしげていた。
その後も、「不倫」のキーワードは出なかったものの、円楽さんの不倫騒動を連想させる「ジャブ」が続いた。
「会見にもいろいろあり、男を上げた会見があった。――(日米通算4257安打を達成した)イチロー選手」(三遊亭小遊三さん)
「小学生に聞かれた。円楽さんはマンションに住んでるの?いいえ、ホテルですよ」(三遊亭好楽さん)
林家たい平さんは、歌を披露する態で「(円楽さんの不倫を報じた)フライデー」に触れた。
その後も、司会の昇太さんが、「変わった」「痩せる」といった言葉が出たのをとらえて、「円楽師匠、何か変わった事があったんですか?」「円楽師匠、痩せたんじゃ?」と追撃した。
円楽さんは、序盤の挨拶では「何も申すことはございません」と殊勝な姿勢を示していた。その後は勢いがついてきたのか、ボクシングの動きをした後に「何をしているのか?」と聞かれてそれに答える、というお題では、「政治家も芸人も叩けばほこりが出る」と回答。座布団をもらえたのだが、自虐的な答えだったからか、それとも、それまでの他のメンバーからの「ジャブ」が堪えたからか、「座布団じゃなく、針のむしろ」とつぶやいていた。
5月中旬から高視聴率が続く
円楽さんが写真週刊誌報道をうけ、不倫会見を開いたのは6月10日。記者からの質問に答える形で、時に謎かけも披露しながら行った釈明・謝罪がテレビなどで報じられると、「面白い」「明るい」と好意的な反応が寄せられた。一方で、「円楽 おもしろすぎる謝罪会見が仇!『やっぱりふざけすぎ』クレーム殺到」(週刊ポスト7月8日号)といった、揺り戻しの動きも報じられていた。
「笑点」は、前司会の桂歌丸さんの引退話で注目を集めた5月15日の放送以来、歌丸さんの最後の司会や新司会、新メンバーの発表と「節目」が続き、視聴率も20%台後半を相次いで叩きだした。円楽さんの不倫会見(6月10日)以降も、大喜利での不倫ネタへの期待もあってか、6月12日、19日、26日も20%前後の比較的高い視聴率を記録した。「待望」の不倫ネタが解禁された今回の放送。視聴率は果たして......。