自民党の小池百合子・元防衛相は2016年7月2日、東京都内で記者会見を開き、党の公認が得られない場合も都知事選に立候補する考えを強調した。
小池氏は「まず第一には自民党から推薦をもらえるようお願いしている」としながらも、「名誉ある撤退こそが私にとっては不名誉だ」と出馬辞退を促す声を一蹴。そして、「もう崖から飛び降りておりますので、すべての覚悟ができております」と語った。
自民党東京都連は、総務相や岩手県知事を歴任した増田寛也氏の擁立を模索しており、仮に増田氏擁立が決まれば「分裂選挙」となる可能性が高まった。小池氏は6月29日の記者会見で出馬を表明し、7月1日に推薦願を自民党東京都連に提出した。週明けにも党都連会長の石原伸晃経済財政・再生相と会談する予定。