梅雨時の頭痛は気のせいじゃない ツボ刺激と食べ物でしっかり対策

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スパイシーフードにニンニク、レンコンもいい

   各症状のメカニズムは、こうだ。まず頭痛。低気圧により脳内の血管が拡張し、神経を圧迫する。宇賀アナは「気のせいじゃないんですね」と目を丸くした。予防・解消法を医師にたずねたところ、30代麻酔医の答えは「コーヒーを飲む」。コーヒーには血管を収縮する作用があるからだ。また30代一般内科医は「ガムをかむ」という。あごを動かして筋肉をほぐす、また交感神経を不活化してリラックスさせる効果が期待できる。

   次に関節痛。水と性質の似た関節液が湿気で増えて膨張し、やはり神経を圧迫して起きる。医師の対処法は、体の水分を減らすために部屋を除湿する、血流を良くするために患部を温める、が紹介された。

   最後に、めまい。耳の奥にある「内耳」という、体の平衡感覚をつかさどる器官が気圧の変化に反応。自律神経のバランスが崩れて起きる。こうした症状にかかわっているヒスタミンという物質を抑えるための薬を服用する、低気圧そのものに慣れるため予防に登山をする、という医師もいた。

   梅雨だるの有効な対策のひとつは、ツボの刺激だ。東京有明医療大・川嶋朗教授が勧める2つを、番組では紹介した。ひとつは低気圧対策のために、内側のくるぶしから指4本ほど上にある「三陰交」(さんいんこう)というツボを押したり、お灸を使ったりする。もうひとつは湿気対策だ。足の裏の親指下にある出っ張った箇所の内側、「湧泉」(ゆうせん)と呼ばれるツボに注目する。利水作用があり、体内の余分な水分を外に出しやすくなる。

   血流促進や体を温めるには、食べ物にも気を付けたい。スパイシーな食品やレモン水のようなクエン酸、ニンニクを医師たちは推奨する。加えて、石見医師自身はレンコンを挙げた。

石見医師「レンコンは利水作用と抗ヒスタミン作用があると言われており、この時期にはお勧めですね」
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