軽4車種以外でも改ざん
軽4車種の1台当たり10万円の補償は「ユーザーが余計に支払ったガソリン代とおわび分」で、年間1万キロを10年間走ったケースを想定。「10万円であれば、ほとんどすべてのお客様の負担増をカバーできる」(益子修会長)という。
三菱自は軽4車種以外にも、新たにパジェロ、旧型アウトランダー、ギャランフォルティス、コルト、RVRの5車種(約10万台)でも燃費データの改ざんがあったと発表。5車種については「お詫び」として、1台当たり3万円を補償することになった。こちらは、データ改ざんはあったものの、「国交省に届け出たカタログ燃費を実際にクリアしている」として、一律3万円の補償にとどめた。
三菱自は軽4車種の燃費データの修正と、新たに公表した5車種を含む計9車種の補償で、問題の早期収束を図る方針だが、果たしてユーザーの信頼回復を得られるのか。三菱自は2016年4月からストップしていた軽4車種の生産・販売も再開するが、7月以降の消費者の反応が注目される。