自衛隊制服組トップの河野克俊・統合幕僚長は2016年6月30日の記者会見で、16年4~6月の中国機に対する緊急発進(スクランブル)の回数が前年同期比で80回以上増加したことを明らかにした。前年同期は114回で、1.7倍に増加した形だ。
自衛隊OBが、中国機が東シナ海で空自の戦闘機に対して攻撃動作を仕掛けてきたとする記事を発表したことについては、
「攻撃動作を取ったとかミサイルを撃ちそうになったという事実はないので、事実と異なることに基づいて論文・記事が書かれたということについては、私としては適切ではないと思う」
などと事実関係を否定した。