「本店」の握手会負担が減り独自活動が増える?
今後「離脱派」と「残留派」に分かれるのは確実で、すでに「残留派リーダー:宮脇咲良、離脱派リーダー:兒玉遥」といった役回りを想像する声もある。2人は、トークアプリ755(ナナゴーゴー)で、ファンからツアーのタイトルを聞かされ、
「あなたは離脱派?それとも残留派?わたしは...」(兒玉さん)
「わーお」(宮脇さん)
と書き込んでいる。
「離脱派」から相次いでいるのが、AKB48の握手会の負担が減るという議論だ。AKB48の新曲が出るたびに開かれる握手会には姉妹グループのメンバーも参加している。離脱でその分の負担が減り、劇場公演など他の活動に振り向けられるという考え方だ。
これに加えて、AKBの活動が増える余りに「HKT離れ」が指摘されているメンバーには、追い風になるという見方も出ている。例えば前出の宮脇さんは15年から16年にかけて、AKBの楽曲でセンターポジションを務めたり、ドラマで主演に抜擢されたりするなど活躍の場を広げてきた。だが、16年の総選挙では7位から6位にランクアップしたものの、票数は4%ほど減少。ステージでは悔し涙を流すことになった。AKBでの知名度が上がらなかったことに加えて、HKTメンバーとしての活動が減少したことでHKTのファンが離れたのが原因だという指摘もある。「離脱」して地域密着に回帰することで、HKTのファンが戻ってくるかもしれない、という訳だ。