本人の性癖か、精神障害か「あいまい性」が怖い
この結果について、アンドレッセン博士はこう語っている。
「ワーカホリックの人に精神障害を抱える人が非常に多い理由に3つの可能性が考えられます。ワーカホリックが精神障害の原因であること。その逆で、精神障害がワーカホリックの原因であること。3つ目は、ワーカホリックと精神障害に共通する遺伝的な原因があることです。いずれにしても、医師の立場からすれば、どれほど成功した人でもワーカホリックの人は、精神障害の面から診る必要があります。ただし、忙しく働く人をすべて依存症と決めつけるべきではありませんし、区別がわかりにくいことも確かです」
ワーカホリックは、本人の性癖なのか精神障害なのかわかりにくい「あいまい性」に問題があるというわけだ。もし、アナタが仕事以外に夢中になるものがないとしたら、一度、「ワーカホリック7項目」の診断表で自己採点してはいかが。